僅か標高150m。
出羽丘陵の片隅に、忘れられた旧道がある。
小又沢峠
 峠から振り返ると、かなりブルなど重機に踏みにじられて荒れていることがわかる。
 脆い砂礫の切り通し。
 峠で重いリュックを置き、窮屈なかんじきを脱ぎ、一休憩。
 峠から先の新田側の下りは、基本的には登ってきた道と同様の、斜面に沿って蛇行する無理のない線形をとる。
 峠から少し下ってくると、最後にもう一度だけその切り通しを振り返ることが出来るポイントがある。
 出羽丘陵はドングリの背比べのような低山の広がりであり、なかなかその山中では眺望に恵まれないのだが、この様に季節を選べば、それなりの眺めもある。
 峠から300mほど下ってきた。
 さらに進むと、若い杉の植林地に入り、やっと崩落斜面から離れる。
 で、現道に合流して終了。