国道343号線は、岩手県の陸前高田市と水沢市を繋ぎ、岩手県を東西に縦貫する路線の一つである。
この路線は、北上山地を通過する為に、途中で峠を幾つも超えていく。
そのうちでも、岩手県内で初のループ橋となった笹ノ田峠は比較的知られた存在である。
しかし、東山町と大東町との間に横たわる鳶ヶ森を越える国道は、長らく整備が遅れ、酷道の名を、欲しいままに…してきてもいない。
なんていうか、存在自体がマイナーな峠道なのだ。
山地が多い割に、比較的碁盤の目状に道路網が発達した南北上山地では、敢えて、この道を越える必要性は薄かったのかも知れない。
しかし、遅ればせながら、平成7年には2本のトンネルを中心とした鳶ヶ森道路が開通し、酷道としての面目を回復しつつある。
知る人ぞ知る酷道だった、国道343号線無名峠、通称「鳶ヶ森峠」の、現在をお伝えしよう。
大東町猿沢
左折すると、すぐに1車線になる。
山へと向かっていくと間もなく、猿沢川を渡る。
橋を渡るとすぐに、峠への登りは始まる。
道幅は完全な1車線で、待避所も見あたらない。
野田前
道路脇の松林の下に、なんと民家があるではないか。
一旦下り、野田前集落へと続いているらしい畦道と分かれる。
国道456号線との分岐から2.5kmほどで、一旦現国道に合流する。
伊沢田
なんていうか、「普通じゃねいか。」
分岐の後は、延々と登る。