2004年1月度 「山さ行がねが」 アンケート

結果発表 その2

2004年1月25日から31日までの期間に当サイトにて実施しましたアンケートの結果を発表します。

このアンケートでは、今後の当サイトの方針や、閲覧して下さる皆様の志向を調査する目的で、4つの質問をいたしました。



問 

困難な道に遭遇した場合、皆様が最もヨッキれんに期待する行動はどれですか?
次のうち、一つを選んでください。



選択肢


結果



 さて、結果は上のグラフの通りだった。

やはり、何が何でも突破して、そして完全解明をしてほしいという素直な気持ちは強く、過半数を占めた。
だが、それは当然としても、意外にチャリを重視してほしいという意見も少なくなかった。
これは、「山さ行がねが」は冒険を取り扱ったサイトである以前に、山チャリサイトだという私の気持ちに一致するのだが、ある意味、一定の制約を課して冒険することを期待する、最も過酷な要求であるともいえる。
ただし、チャリ以外での冒険を認めないという意見は、非常に少数だった。
…助かった。

 本設問についても、多数のコメントを頂戴しました。
幾つか紹介すると共に、やはり私からもコメントを。

まずは、多数を占めた「突破最優先派」の方々のコメントです。

そこがどんなになっていたかの現状レポートが貴重。手段は問わない。
廃道など難易度の高い道では、自転車はほとんど役に立たないように思います。
 確かに、自転車は(廃道では)ほとんど役に立ちません(涙)
むしろ、お荷物です。
なのになぜ同行したがるかといえば、下りでは少し役に立つからというのと、苦労してでもチャリと一緒に突破すると、その先が楽だから、というのがあります。
その辺を天秤にかけて、また物理的に突破が可能かどうかを予想しながらチャリの取り回しをするというのが、最近の山チャリの駆け引きになっています。
盲目的にチャリでなきゃという時代は、過去のものとなりました。

チャリで突入、松ノ木峠のようにチャリを手離さずに走破する姿はすさまじい。ヨッキれんさんとチャリの関係は感動ものです。
という風に、チャリでの突破に価値を感じてくださる方も大勢おられました。
また、この「チャリ優先」という選択肢を選ばれた方には、力の入ったコメントを下さるヘビーユーザーさんが多かった印象があります。
今度は、「チャリ優先派」のコメントです。


「チャリ再優先」が信条でしょうが、断念したレポートは興味が薄れます。かといって、歩きだけでは...。難しい所ですね。
ヨッキれんさんの山チャリポリシーも大事。
だけど、奥まで見たい、知りたい。(*´д`*)
 もともと車が通っていたような道は、やっぱチャリぐらい通しておかないと悔しい。
それに、廃道なんかでも、チャリが通ると嬉しいかなと思って…
「忘れられた道に、轍をもって鎮魂とす」 というポリシーは失っていません。
道路にはチャリ。
廃鉄道には徒歩。
そんな住み分けが、出来そうです。

ヨッキれんさんは旅の共として常にチャリがあるわけですが、あくまで私的な感想として言わせて頂くと、レポートにチャリの存在があまり強く描かれていないと感じることもあり、「とにかく先を見てみたい」「不完全燃焼で終わって欲しくない」という思いの方が強いです。
 チャリの存在感を描き出す試みは、止めました。
なぜならば、私自身がチャリについて知識が少なく、チャリを道具としか思っていない為です。
乗れなくなればお荷物だし、皆さんが知りたいのも、そして私が主として描きたいことも、道路の姿ですから。
これからも、暫くはこんな感じのスタイルになるかと思います。

断念、というのはヨッキれんさんも私どもも欲求不満になりそうなので…
でもチャリが出てこないと「山行が」じゃないと思ってるので…
というわけで、消去法でこの選択肢に決定。
 チャリの出てこないレポートも今後はボチボチと出てくるかと思いますが、私のチャリ好きは一生変わらないでしょう。
また、一定の条件下においては、未だチャリは最も効率的な探索手段だと思っていますから。
それは、自動車が進入できないような封鎖された道路で、且つバイクですら突破できないような難所が途中にあるような道…
つまりは松ノ木峠のような道においては、チャリの優位性が際立ちます。

「山さ行がね」には「チャリ」は欠かせない存在でしょうが、冒険の足かせになるようでは元も子もなくなってしまうでしょう。
高地登山のように、チームで目的達成を目指すという考え方もあると思います。
「ヨッキれん隊」の場合、チャリはベースキャンプまでのサポート役といった位置付けですね。
上手い!
その通りです!

ヨッキれんさん=チャリプロ。だがチャリではない。人間だ。できる範囲でニオイを損なわない程度に、体を傷つけない程度に。
駄目な場所は なにをやっても駄目 最後は自分の足だより 2駆 やっぱ最後は2駆よ(足)
 やっぱり最後は足ですか。
確かにそうだと思うようになりました。最近。
 …チャリプロだなんて、そんなそんな。
チャリプロだったら、チャリを毎年壊したりなんかしませんよ。
チャリ馬鹿で、十分ですよ。

昨今のメディアもそうだが、常人は刺激に飢えているので、レポート的には突破方法は激しければ激しいほど良い。
しかし、「やらせ」「自作自演」等マスメディアの腐敗が示すように、提示する側がオーディエンスの顔色に一喜一憂するのはどうかと思う。 貴殿には、ありのままのレポを期待しています。
「行けそうだから行っちゃった!」「だめっぽいので撤退!」という貴殿らしさが好きです(笑)
この判断には視聴者のプレッシャーなど眼中から消し去り、迷うことなく冷静に現場を見、豊富な経験&それに裏付けられた技術と理論「のみ」で!
もちろん、貴殿が今までそうされてきたであろうことは、十二分に理解しているつもりです。
ありがとうございます!
たくさんのコメントを頂戴した中でも、一番嬉しかったコメントの一つです。
「行けそうだから行っちゃった!」「だめっぽいので撤退!」
まさに、それが私でしたね。
うん、そうだった。
私もそんなスタイルが大好きなんで、勘を大切にして、やって行きたいと思います。
「やらせ」は論外ですが、確かに皆さんの期待する行動は、ふと考えますね。
でも、自分が満足しなければ、他人を楽しませる事は出来ないと信じ、自分が楽しかった、感動したこと「だけ」を、これからも紹介してまいります。

合理的であることもさることながら、何においてもご自分のたった一つの命を大事にして頂きたいからです。
私が思う「合理的な方法」は、ご自分の安全がもっとも確実に確保される方法・・・です。
ですから、これ以上危ない!!とお感じになられたらそこで撤退なさって下さい。それでも、私は敬服の拍手を以ってレポート読破を終えるでしょう。
確かに不覚かも知れませんが、生きてさえいればチャンスは幾らでもあります。
私だけでなく、他の皆さんもヨッキれん様の無事のお帰りを何よりも心待ちにしていることだろうと思います。
趣旨に反した理由かもしれませんが、私の思う気持ちをここで書かせて頂きました。
ありがとうございます!
この方のように、選択肢は選びながらも、或いはどの選択肢も選ばれず、「安全第一」「無事に帰ってくるべし」という、ありがたいお言葉も、本当に多数頂きました。

こんなに楽しい山チャリを、志半ばで死して終えるというのは、最大の悲劇。
どんなに熱くなっても、この一線だけは死守します。

他にも、多数のコメントを頂戴しました。
本設問にご回答いただいた皆様、ありがとうございました。




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